熱中症の初期症状と応急処置とは?頭痛や脱水は要注意

公開日:2026.6.29

気温や湿度が高くなる季節は、体に熱がこもりやすくなり、熱中症への注意が必要です。屋外で長時間過ごすときだけでなく、室内で過ごしている場合でも、温度や湿度、体調によっては「熱中症」を引き起こすことがあります。


立川のサンキ薬局に相談する

熱中症とは?

熱中症は、高温多湿の環境で体温調節がうまく働かなくなり、体の中に熱がこもることで起こる健康障害です。強い日差しの下で起こる印象がありますが、実際には屋外だけでなく、冷房を使っていない室内、風通しの悪い寝室、湿度が高い浴室や、車内などでも発症します。特に近年は、気温だけでなく湿度の高さや夜間の室温上昇も問題になりやすく、季節の変わり目や暑さに体が慣れていない時期にも注意が必要です。

熱中症の初期症状

熱中症の初期症状は、頭痛、めまい、立ちくらみ、大量の発汗、吐き気、体のだるさ、のどの渇きなど、日常的な疲れや寝不足と似ています。そのため、異変に気づくのが遅れやすいのが特徴です。体調不良を我慢することは、回復を遅らせるだけでなく、重症化のきっかけにもなります。特に、暑さに慣れていない時期や急に気温が上がった日は、普段と同じ行動でも体にかかる負担が大きくなります。

熱中症で大切なのは、軽い不調に見える段階で暑い環境から離れ、体を冷やし、水分と塩分を補うことです。頭痛や脱水のサインを見逃さず、早めに応急処置を始めることで、重症化を防ぎやすくなります。

熱中症のサイン

熱中症の初期症状としてよく見られるのが、めまいや立ちくらみです。暑い場所で立ち上がったときに視界が暗くなる、足元がふらつく、まっすぐ歩きにくい、気分が悪くなるといった変化は、体温調節や血流のバランスが崩れ始めているサインと考えられます。大量の汗をかいている場合も、体が熱を外へ逃がそうとしている状態です。汗をかいているから安全という意味ではなく、水分と塩分が失われ続けている可能性があります。

暑いのに汗が出にくい、皮膚が熱い、顔が赤い、体が重く動きにくいといった状態も注意が必要です。汗の量だけで判断せず、体調の変化を合わせて見ることが大切です。また、手足のしびれ、吐き気、全身の倦怠感も見逃せない初期症状です。運動中や屋外作業中だけでなく、通勤、買い物、入浴後、就寝中にも起こります。初期症状は単独で現れることもありますが、複数の症状が重なると危険度が高くなります。

頭痛を伴う熱中症は水分不足が原因?

暑い日に頭痛が出たときは、熱中症の初期症状として考える必要があります。汗をかくと体内の水分と塩分が失われ、血液の循環や体温調節に負担がかかります。その結果、頭が重い、こめかみが痛い、ズキズキする、吐き気を伴うといった症状につながることがあります。頭痛だけを市販薬で抑えようとすると、体が出している危険信号に気づきにくくなる場合があります。暑さとの関連がある頭痛では、休息と冷却、水分と塩分の補給を優先してください。

頭痛に加えて、口の中が乾く、尿の回数が減る、尿の色が濃い、皮膚や唇が乾いている、脈が速い、気分が悪い、体がだるいといった変化があるときは、脱水が進んでいる可能性があります。脱水状態では汗をかいて体温を下げる力が弱まり、体内に熱がこもりやすくなります。水だけを急に多く飲むと、汗で失われた塩分の補給に追いつかない場合があるため、経口補水液やスポーツドリンク、塩分を含む食品を少量ずつゆっくり補給することが大切です。

脱水を見分けるために確認したい変化

脱水は、のどの渇きだけでは判断できません。高齢者は暑さや渇きを感じにくいことがあり、子どもは体調の変化を言葉でうまく伝えられないことがあります。顔色が悪い、元気がない、ぼんやりしている、食欲が落ちている、汗のかき方が普段と違うといった変化は、周囲が気づきやすいサインです。

脱水のリスクは、その日の環境や体調によって大きく変わります。気温がそれほど高くなくても湿度が高い日、風が弱い日、前日から睡眠不足が続いている日、発熱がある日、食事量が少ない日、アルコールを飲んだ翌日などは、水分不足が進みやすくなります。

熱中症が疑われるときの応急処置

熱中症が疑われるときは、暑い環境から離れることが重要です。屋外なら日陰や冷房の効いた建物へ移動し、室内ならエアコンを使う、窓を開けて風を通す、扇風機で空気を動かすなど、体に熱がこもりにくい環境を作ります。応急処置は、早く始めるほど体への負担を抑えやすくなります。

体を冷やすときは、首の周り、脇の下、足の付け根など、太い血管が通る場所を意識することが大切です。保冷剤や冷たいペットボトルをタオルで包んで当てる、濡らしたタオルで体を拭く、衣服の上から水をかけて風を当てる、うちわや扇風機を使うといった方法が役立ちます。

救急車を呼ぶべき危険な熱中症の症状

熱中症では、救急車を呼ぶべき症状を迷わず判断することが命を守る行動につながります。意識が薄い、けいれんがある、体が異常に熱い、まっすぐ歩けないといった場合は、119番に連絡してください。応急処置をしても症状が改善しない場合や、頭痛、吐き気、だるさが強まる場合も、医療機関での対応が必要になります。特に高齢者や暑さに慣れていない人は重症化しやすいため、判断を先延ばしにしないことが大切です。

室内や夜間にも起こる熱中症

熱中症は屋外だけでなく、室内や夜間にも起こります。気密性の高い住宅や風通しの悪い部屋では、日中にこもった熱が夜になっても残ることがあります。就寝中は水分補給の機会が減り、汗をかいても気づきにくいため、朝起きたときに頭痛、だるさ、吐き気、口の渇きを感じることがあります。室内では直射日光を浴びていないため油断しやすく、エアコンを使わず我慢しているうちに体調が崩れるケースもあります。温度計や湿度計を見える場所に置き、感覚だけに頼らず室内環境を確認することが大切です。

高齢者や乳幼児は、室内でも熱中症リスクが高くなります。高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくいことがあり、乳幼児は体温調節の力が発達途中です。夜間は寝る前に水分を取り、エアコンや扇風機を適切に使い、通気性のよい寝具を選ぶことで、睡眠中の体温上昇を抑えやすくなります。電気代を気にして冷房を控えすぎると、体調を崩すリスクが高まるため、健康を守るための使用として考えてください。冷房が苦手な人は、風向きや設定温度、薄手の上着などを調整し、無理なく使える方法を探すことが大切です。

日常生活でできる熱中症予防

熱中症を防ぐには、暑くなってから慌てて対策するのではなく、日常生活の中で体を暑さに備えさせることが大切です。水分はのどが渇いてから飲むのではなく、起床後、外出前、入浴前後、運動や作業の前後など、タイミングを決めてこまめに取ります。大量に汗をかく場面では、塩分を含む飲み物や食事も意識します。

外出時は、通気性のよい服、帽子、日傘、冷却グッズなどを活用し、暑い時間帯の長時間移動や無理な運動を避けます。室内では、エアコンを適切に使い、直射日光を遮り、風の通り道を作ります。熱中症警戒アラートや暑さ指数を確認する習慣を持つと、その日のリスクに応じて外出や作業の計画を調整しやすくなります。熱中症対策は、夏だけの特別な対応ではなく、暑さを感じる日ごとに続ける体調管理です。頭痛や脱水を軽く見ない姿勢が、重症化を防ぐ予防につながります。

おすすめの熱中症対策グッズ

経口補水液

経口補水液は、脱水症のための食事療法(経口補水療法)に用いられ、軽度から中等度の脱水症における水・電解質の補給、維持に適しています。過度の発汗や脱水を伴う熱中症にも効果的です。

保冷グッズ

保冷グッズは、首もとを冷やすことにより、脳へ流れる血液を効果的に冷やすほか、発汗を促して体温調節機能を正常に保ちます。暑い季節の料理・掃除・洗濯干しなどの家事や野外作業時の熱中症予防にも効果的です。

冷感マスク

マスクは皮膚から熱が逃げにくく、体温調節がしづらくなってしまいます。口元が乾きにくくなるので、喉が渇いていることに気付かず、いつの間にか脱水状態なんてことも。通気性の良い素材を採用する冷感マスクは、体温調節を妨げることなく飛沫を防止します。また、ひんやりとした冷感素材により、熱がこもりがちな暑い季節でも涼しく快適に感染症の予防が可能です。

立川市の調剤薬局ならサンキ薬局

サンキ薬局は、立川市の調剤薬局として、処方せん受付やお薬のご相談に丁寧に対応いたします。お薬に関するお悩みがございましたら、サンキ薬局の薬剤師までお気軽にご相談ください。

サンキ薬局では全国どこの処方せんでも受け付けています。複数の医療機関を受診された場合も、処方せんをまとめてお持ちいただくことで、薬剤師が飲み合わせや重複処方を確認できます。安心してお薬をお使いいただくために、ぜひ「サンキ薬局」をご活用ください。  

立川のサンキ薬局に相談する

薬局名:サンキ薬局本店
所在地:〒190-0002東京都立川市幸町3-1-5
電話番号:042-538-7771

監修・執筆: サンキ薬局