水虫の原因とは?症状や治療法について解説!

更新日:2025.7.8
公開日:2025.7.7

日本は湿度が高く、靴を履く習慣があるため、水虫が多く見られる国です。「自然に治る」と放置してしまうと、慢性化や他人への感染につながる恐れがあります。一般的に足の指の間がかゆくなる症状が知られていますが、実は手や体、頭皮にも感染することがあり、水虫は全身に広がる皮膚の感染症です。原因は白癬菌というカビの一種で、一度感染すると自然治癒は難しく、適切な治療が必要です。かゆみや皮むけなどの初期症状に気づいたら、早めに対処することで悪化を防ぐことができます。

本記事では、「水虫の原因や種類」、「水虫の初期症状から治療方法」について解説します。

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水虫とはどんな病気?

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚に感染することで起こる皮膚疾患です。特に足の指の間や足裏など、湿度が高く蒸れやすい部分に好発します。水虫は一度かかると自然治癒が難しく、慢性化しやすい点も特徴です。水虫は梅雨から夏にかけて多発する感染症ですが、最近は住環境の変化やブーツの流行などにより、1年中、水虫に悩む人が増えています。

水虫の主な原因と感染経路

水虫の原因である白癬菌は、高温多湿の環境を好みます。皮膚表面に汗や汚れが残っているアルカリ性の皮膚環境も白癬菌が繁殖しやすい状態です。感染経路の多くは、床を素足で歩くことによる間接感染です。銭湯や温泉などの公共の施設での感染や、家庭内では、家族が使用したバスマットやスリッパなどを介して感染することもあります。また、蒸れた靴や靴下を長時間履く習慣も、白癬菌の繁殖を助けてしまう要因です。洗い流されずに残った菌が傷ついた角質から入り込み、繁殖しやすい環境にあった場合に菌が定着しやすくなり、水虫を発症するリスクが高まります。

水虫の種類と症状の違い

水虫にはいくつかのタイプがあり、それぞれ症状が異なります。初期症状のひとつとして見られるのが、足の指の間のかゆみや皮膚がふやけたような白っぽさです。ただし、かゆみが伴わないタイプの水虫もあるため、知らず知らずのうちに症状が進んでしまっていることもあります。特に梅雨時期や夏場など、足が蒸れやすい季節には白癬菌が繁殖しやすい季節の為、症状の変化に気づきやすくなります。
水虫の種類で最も多いのが「趾間型(しかんがた)」で、足の指の間がジュクジュクしたり、皮がむけたりします。「小水疱型(しょうすいほうがた)」はかゆみを伴う小さな水ぶくれが特徴です。「角質増殖型」は足の裏全体がカサカサと厚く硬くなり、かゆみは軽度ですが慢性化しやすいタイプです。

水虫には外用薬が基本

水虫の治療では、白癬菌を死滅させるための抗真菌薬を使用することが基本です。市販されている外用薬(クリーム・液体・スプレーなど)は、症状に応じて選ぶことができますが、症状が進んでいる場合や爪水虫にまで及ぶ場合、市販薬を2週間程度使っても症状が改善されない場合は、皮膚科での診察を受けることをお勧めします。外用薬による治療が一般的ですが、必要に応じて内服薬を併用することも検討されます。治療で重要なのは、見た目の症状が改善しても油断せず、決められた期間は薬を使い続けることです。皮膚組織の入れ替わりには一定の期間が必要なため、症状が落ち着いたからといって自己判断で治療を中断すると、再発しやすくなります。

水虫を早く治すポイント

治療効果を高め、水虫をできるだけ早く治すには、生活環境の見直しが不可欠です。前提として、足元を常に清潔に保つことが基本であり、入浴時には足の指の間まで丁寧に洗い、しっかり乾かすことが重要です。湿気がこもりやすい靴や靴下は通気性の良い素材に替え、毎日同じ靴を履くことは避けましょう。靴の中に乾燥剤を入れるのも有効です。また、家族間での感染を防ぐため、バスマットやスリッパなどの共用品はこまめに洗濯し、消毒することも心がけてください。薬だけに頼らず、こうした日常のケアを並行して行うことが、早期改善への大きな支えになります。

水虫と間違えやすい皮膚疾患

水虫に似た症状を引き起こす皮膚疾患はいくつかあり、自己判断では区別が難しい場合があります。たとえば、「汗疱(かんぽう)」は手や足に小さな水ぶくれができる疾患で、水虫と誤解されやすい代表例です。また、「接触皮膚炎」や「湿疹」も赤みやかゆみを伴い、見た目だけでは判断がつきにくいことがあります。これらは水虫とは原因が異なるため、治療方法もまったく変わってきます。市販薬で効果が見られない場合や、症状が長引くときは、皮膚科による診断を受けることが大切です。

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監修・執筆: サンキ薬局